野田医院

次世代の先進不妊症治療検査

ERA

Endometorial Receptivity Analysis

〜エラ〜子宮内膜着床検査〜
あなたの着床の窓を調べます。胚移植での妊娠率が約25%向上しています。

どんな検査?

●子宮内膜には着床に適した期間(着床の窓)があります。
●この期間は個人によって異なり、ERA検査では、患者様個々の着床の窓を特定します。
●最適なタイミングの胚移植をすることで、妊娠率を高めます。

このような方へ

●良質な胚を移植したにも関わらず、着床に至らなかった方
●自分の着床の窓(着床に適した期間)を知りたい方
●胚移植を行うタイミングを把握したい

ERA検査の目的

原因不明の反復性着床障害(良質な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない場合)の原因として子宮内膜の【着床ウィンドウ】が一致していないという報告が2014年にスペインのIVI Valenciaという施設から発信されました。【着床ウィンドウ】つまり子宮内膜に受精卵が着床できる時間や時期は個人差があり、適切な時期に移植することにより妊娠が可能になるのではないかというものです。当院ではERA検査をすることにより各患者様における【着床ウィンドウ】の結果から移植の時期を判断し、妊娠・出産をしていただくため実施しております。

これまでは【着床ウィンドウ】を知る手段として子宮内膜日付診(組織学的基準に基づく方法)というものが一般的でした。しかしこの検査では正確に判断し移植時期を決定できるものではありませんでした。ERA検査は患者様の子宮内膜組織より抽出したRNA産物をNGS(次世代シーケンサー)を用い、約250個の発現遺伝子を解析することにより【着床ウィンドウ】を明らかにすることが可能になりました。ERA検査を受けられた方の30%近くが【着床ウィンドウ】の時期がずれていたという結果が分かってきております。

ERA検査の方法

ホルモン補充周期の場合は黄体ホルモン(P)投与開始から約5日後に子宮内膜を採取します。自然周期の場合はhCG投与後もしくはLHサージ開始から約7日後に子宮内膜を採取します。この検査周期では移植は行いません。なお、こちらはあくまでも推奨例であり、患者様と当院医師による最適な周期において着床の窓の時期辺りの子宮内膜採取を行っております。また子宮内膜を採取するため出血、痛み等を伴う場合もございます。事前に医師、看護師より十分な説明を受けてからの検査をお勧めいたします。

ERA検査の結果

子宮内膜を採取した時期の結果がReceptiveの場合、【着床ウィンドウ】には問題がなく良質な受精卵をこの時期に同じ条件にて移植していくことにより妊娠が期待できます。Non‐Receptiveとの結果が出た場合は、再検査が必要となります。この場合、検査結果には次回検査時の子宮内膜採取のタイミングの指示が記載されています。再検査の結果を確認することで患者様個人の最適な移植時期を特定できますので、次回以降の同条件の周期にて良質な受精卵を移植します。 再検査によって最適な移植時期を特定した「個別化された胚移植」を実施した結果、妊娠率が24%向上しています。

新鮮胚移植
妊娠率
凍結胚移植
妊娠率
個別化された胚移植
妊娠率
Endometorial Microbiome Metagenomic Analysis

〜エマ〜子宮内マイクロバイオーム検査〜
子宮内膜の細菌の種類と量を調べます。子宮内の乳酸菌割合を上げると着床・妊娠率が上昇します。

どんな検査?

●子宮内膜の細菌の種類と量を測定し、バランスが正常かどうかを調べます。
●子宮内膜の乳酸菌の割合は、着床・妊娠率に大きく関わります。
●子宮内環境を改善する(乳酸菌の割合を上げる)ことにより着床・妊娠率が向上します。

このような方へ

●着床しやすいように子宮内環境を整えておきたい方
●今後の治療プロセスで、自分の子宮内膜の状況を調べておきたい方
●乳酸菌が優位でない場合には、適切な治療をご提案いたします。

EMMA検査の目的

従来、受精卵が着床する子宮内は、【無菌状態である】と考えられていましたが、近年、子宮内にも細菌が存在していることが分かってきました。 2016年、弊社アイジェノミクス社の最高技術責任者のサイモン氏(シモン氏)と同社の研究者であるモレノ氏が体外受精での妊娠成功群と妊娠不成功群で子宮内膜における常在菌の種類と割合から、ラクトバチルス属の菌の割合が90%以上を占める人と、90%に満たない人とで、体外受精の結果を調査しました。

EMMA検査の結果

EMMA (子宮内膜マイクロバイオーム)検査】は、子宮内全体の細菌の状態に関する 情報を提供し、子宮内の細菌環境が胚移植に最適な状態であるかどうかを判定します。

●子宮内膜検体から検出された細菌全てとその各割合について(細菌叢解析)

●細菌叢からラクトバチルス属が増えやすい環境かどうか確認(必要に応じて抗生剤推奨)

●子宮内膜の細菌が正常(ラクトバチルス属の比率が高い)か、異常(ラクトバチルス属の比率が低く、菌のバランスが悪い、または病原菌が存在する)。

Analysis of infectious chronic endometritis

〜感染性慢性子宮内膜炎検査〜
慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べます。不妊症患者の30%が慢性子宮内膜炎に罹患しています。

どんな検査?

●慢性子宮内膜炎*は、細菌感染によって起こり、不妊症・不育症の原因の1つとなります。
●ALICE検査では、従来の方法では特定できなかった慢性子宮内膜炎の病原菌を検出いたします。
*慢性子宮内膜炎は不妊症患者の約30%、習慣性流産や着床不全患者では約66%が罹患していると言われています

このような方へ

●体外受精をしたが、着床しない、または早期流産をご経験された方
●慢性子宮内膜炎と診断されて、適切な治療をしたい方
●検出された病原菌に対する治療に必要な抗生物質やプロバイオティクスをご提案いたします。

ALICE検査の目的

ALICE(感染性慢性子宮内膜炎)検査は、従来の方法では特定することが難しかった慢性子宮内膜炎(CE)の原因菌を検出する検査です。適した抗菌薬を推奨する世界初の検査です。 慢性子宮内膜炎は、不妊症女性の約30%が罹患しているといわれ、反復着床不全(RIF)および 不育症(RPL)患者の有病率は60%に達するといわれています。 2018年9月21日、世界的に権威のあるGenomeWebにて世界初の子宮内膜炎に対する分子診断検査として紹介されました。

ALICE検査の結果

ALICE検査は慢性子宮内膜炎(CE)の原因として特によく認められる細菌が対象となります。

ALICE検査の対象となる細菌:

●腸内細菌科(大腸菌や肺炎桿菌など)
●ストレプトコッカス(Streptococcus )属菌
●スタフィロコッカス(Staphylococcus)属菌
●エンテロコッカス(Enterococcus )属菌
●マイコプラズマ(Mycoplasma)属菌
●ウレアプラズマ(Ureaplasma)属菌
●クラミジア(Chlamydia)属菌
●ナイセリア(Neisseria)属菌

ALICE検査では、慢性子宮内膜炎の病原菌を特定し、かつ個別化された治療が可能になります。EMMA/ALICE検査では検出された菌に対し、推奨されるプロバイオティクス/抗生物質療法を提案します。